【三回忌】松本龍元環境大臣兼内閣府特命担当大臣（閣僚を兼任するのは異例）の魅力

松本 龍（まつもと りゅう、1951年5月17日 – 2018年7月21日）は、日本の政治家、部落解放運動家。

生い立ち

福岡県福岡市出身。実家は養祖父の代からの福岡のゼネコンの松本組で、弟が社長である[1]。自身も顧問を務めた。
祖父の松本治一郎は、全国水平社を率いて活動し、国家権力の弾圧も受けたが、水平社解散命令にも屈せず、「部落解放の父」と呼ばれた[2]。
福岡市立馬出小学校から福岡市立福岡中学校・福岡県立福岡高等学校に進む。高校時代は新聞部長を務め、「とにかく時間にうるさいことで有名だった」といわれる[3]。 生徒会長選挙にも立候補したが、西田藤二（元福岡市議）に敗れた。 3年浪人して[4]中央大学に入学、法学部政治学科を卒業。弟2人と妹1人[5]がおり、父英一は優秀であった次男に国会議員の後を継がせようと考えていたが、1972年10月1日、当時大学1年生であった次男が銀座の路上で心不全を起こして急死したため、長男である龍が父の後を継ぐことになった[6]。
大学卒業後は実家の松本組に入社し、父の補佐、不動産の管理、営業などを担当していたが[7]、30歳の頃、自ら副業として保険の代理店を始めた[8]。傍ら、1980年、父松本英一（参議院議員）の秘書として政治の現場に入る。

政界入り

1990年の第39回衆議院議員総選挙に日本社会党公認で立候補し初当選。以後7回連続当選（現在は福岡1区）。
1996年に社会民主党を離党して旧民主党結党に参加した。日韓議員連盟常任幹事である。国鉄労働組合のJR採用差別闘争に連帯している[9]。
2008年度の国会議員の所得公開で国会議員で圧倒的トップの8億4366万円の所得を得ていたことが伝えられている[10]。

菅政権

2010年9月17日、菅第1次改造内閣において環境大臣兼内閣府特命担当大臣（防災担当）に就任し、初入閣。内閣府特命担当大臣（防災担当）を環境大臣と兼任するのは異例。

2011年7月11日、九州大学病院に入院。主治医団は「軽度の躁状態」と発表、復興対策担当相辞任に至った言動についても「一部は躁状態が関係した可能性が高い」との見方を示した[17]。その後、9月20日に九州大学病院を退院し、地元福岡の行事に顔を出している[18]。10月21日の臨時国会開会式では、席が自由だったにもかかわらず菅直人と谷垣禎一に寄り添うように両者と並んで座り、「松本さんが菅さんに寄り添っていたのには驚いた。だって彼は復興相就任の直前、ずっと菅批判をしていた。憚ることなく"早く辞めろ"と言っていたのですからね」といった批判が報じられた[18]。

2018年7月21日0時55分、肺がんのため、福岡市内の病院で死去[22][23]。67歳没。叙従三位、旭日大綬章追贈[24]。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E9%BE%8D_(%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6)