テキーラ38杯飲んだオッサン、締めのラーメン食った後に高校生を殴り56す

冒頭陳述などによると事件が起きたのは2024年8月1日。
多田被告と佐藤被告は多田被告の妻と知人男性と前夜から焼肉店で酒を飲んでいた。午前0時半頃からおよそ4時間、仙台市太白区のバーで飲酒。店の明細にはテキーラ38杯などが記録されていた。

その後4人は青葉区国分町付近にタクシーで移動。到着すると酒に酔った多田被告の妻が路上に転がるようになり、その場で介抱していたという。

一方、男子高校生は友人らと共に5人で前日からコンサート現場のアルバイトをしていて、未明頃に作業を終えるとバイト先から国分町付近まで移動。朝4時半頃、国分町のラーメン店に入り食事をとった。

午前5時過ぎ。高校生らが食事を終えラーメン店を出ると、目の前には多田被告、佐藤被告らがいた。酒に酔った多田被告の妻が高校生らに声をかけたことをきっかけに、2つのグループはラーメン店の前で立ち話になる。

その後、男子高校生は距離をとったが、多田被告と佐藤被告は男子高校生が自分たちをジロジロと見ていたことに苛立ち、「帰れ」などと怒鳴り声を浴びせた。多田被告は男子高校生から挑発するような仕草や発言を返されたと述べている。

その後、多田被告・佐藤被告・男子高校生の3人はにらみ合いから言い合いに発展。多田被告が男子高校生の顔面を1回殴り、転倒させ後頭部を地面に打ち付けさせ、その直後に佐藤被告が倒れた男子高校生の顔面を複数回殴るなどの暴行を加えた。

さらに佐藤被告はその場から離れようとしていた17歳のバイト仲間の1人に対しても左頬を1回殴る暴行を加えている。

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