パチで１３万負けた・・・・マジ最悪だ・・・頭おかしくなる・・・　もうぜってー辞める　ふざけんなマジで　糞店死ぬまで恨むから

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ギャンブル依存からの回復ドラマ好評　高知東生さん起用

家族にギャンブル依存がある場合、誰にどう頼ればいいのか――。相談から治療、回復までをコメディータッチに描いたツイッター配信のドラマが人気だ。覚醒剤取締法違反の罪で有罪判決を受けた俳優を「回復をめざす人の希望になって欲しい」と当事者役に起用するなど、作り手の思いがにじむ作品となっている。

　公益社団法人・ギャンブル依存症問題を考える会（東京）が制作した。1話約2分、全11話が考える会のツイッターアカウント（@SCGAsince2014）で配信中だ。

　タイトルは「ミセス・ロスト～インタベンショニスト・アヤメ～」。ギャンブルにお金をつぎこんで借金を重ねる夫の健一。妻の美咲が依存症の当事者や家族らの相談に応じるインタベンショニスト（介入者）のアヤメ（主役）の事務所を見つける場面から始まる。

　「健一はギャンブル依存症」。アヤメに言われたことが受け入れられない美咲だったが、自助グループに通ううちに考えが変わる。健一に必要なのは治療と気づき、アヤメと一緒に向き合う――というあらすじだ。
「ユーモアにあふれている」１２万回再生
　健一が「二度とギャンブルはしない」と反省してはまた手を出す、美咲がそのたびに借金の尻ぬぐいをする……。ドラマは「依存症の夫婦のあるある」が随所にちりばめられている。ツイッターでは「ユーモアあふれる明るいキャラ設定が良い」などの声が寄せられ、これまで計12万回再生された。

　昨年6月、考える会代表の田中紀子さん（55）は知人から「気軽に見てもらえるツイッタードラマが増えている」と聞き、依存症から回復するドラマを作ることにした。考える会の事務所をロケに使うなどして制作費を節約した。

　「暗い話では一般の人が見てくれない」。田中さんは誰にとっても分かりやすく安心して見てもらえるよう、監督にコメディータッチに描いて欲しいと要望した。監督は依存症の自助グループを見学し、相談会や家族会にも参加した。

「私たちは仲間」寄り添う
　もう一つこだわったのは、俳優の高知（たかち）東生（のぼる）さん（55）を健一役に起用することだった。高知さんは2016年に覚醒剤取締法違反（所持・使用）の疑いで逮捕、起訴され、懲役2年執行猶予4年の有罪判決を受けた。俳優をいったん追われた。

　1年半ほど前、ほぼ家に閉じこもっていた高知さんに、田中さんがツイッターを通じて「会って話がしたい」と呼びかけた。田中さんは夫の依存症に苦しんだ過去を高知さんに打ち明け、「私たちは仲間」と寄り添った。以来、2人は依存症の啓発イベントに一緒に参加する間柄になった。

　今回依頼された高知さんは「共演者やスタッフに迷惑がかかる」と断ったが、田中さんから「回復をめざす仲間の希望になって」と説得され、出演を決めた。

感謝の気持ちでいっぱい
　高知さんはクランクアップで監督から花束をもらい、涙が止まらなくなった。「演じる楽しさや役者としての自信を少しずつ思い出し、充実した毎日だった。自分を受け入れてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

　ドラマではこのほか、主役のアヤメをタレントの青木さやかさん（47）、妻の美咲を俳優の鈴木まりやさん（29）が演じている。

　田中さんも過去に夫のギャンブル依存症に苦しんだ。夫は仕事熱心で子煩悩だったが、何度も借金を作った。泣いて謝ってもまた借金を重ねた。結婚して6年、借金は1千万円を超え、どうにもならなくなった。

　心療内科で夫はギャンブル依存症と診断された。勧められた自助グループに通い、同じ苦しみを持つ仲間と出会ったことで回復。その後、夫はソフトウェア会社を設立し、社長を務める。

　田中さんによると、依存症は本人が病気と認めなかったり、家族が身内の恥と隠したりして、なかなか相談につながらない。介入者が間に入って医療機関につなげることが多いという。

社会復帰できる道を示したかった
　田中さんは高知さんの出演を通じて、薬物事件を起こしても罪を反省して回復できれば社会復帰できる道を示したかったという。「苦しい時に相談できず、抱え込んでしまう真面目な人が、何かに逃避して依存症になってしまう。それでも適切な治療を受ければ回復するということを伝えたい」（田中祐也）

ギャンブル依存症の疑い　国内約７０万人と推計
　ギャンブル依存症　世界保健機関（WHO）が国際疾病分類で精神疾患の一つと定める。自分の意思でギャンブルをやめられず、借金を繰り返すなどの症状がある。厚生労働省によると、疑いのある人は国内に約70万人と推計される。