不登校のガキ、留守番中に50万課金 泣き崩れるシンママ

フリースクールが遠すぎて「居場所」がない…不登校の小学生息子が留守番中にゲーム課金をした母の“苦悩”

■小学4年生から留守番が日常に

千葉県郊外に住む小学5年生のFくんは、40代の母親と2人暮らしです。小学4年の2学期から不登校が始まり、母親がパートの日はひとりで留守番しています。

もともとは学校が大好きで、朝は昇降口が開く前に登校し、1番乗りで教室に入るほどでした。ところが4年生の1学期終わりごろから行き渋りが始まります。きっかけは「1日1回の発表ノルマ」でした。学校に相談しノルマは免除されたものの、「行くと緊張する」と言うように。少しずつ行かない日が増えていき、日中は家でゲームをして過ごすようになりました。

■小学生保護者に立ちはだかる「送迎の壁」

日中の居場所として小学校から紹介されたのは、自治体設置の「教育支援センター」でした。見学すると、中学生数人が自習やボードゲームをしているだけで、小学生の姿はありません。聞けば、小学生は保護者の送迎が必須で、登録者はわずか2人とのこと。毎日パートを抜けて送迎するのは現実的ではなく、利用はあきらめました。

！　結局、近隣にフリースクールなど不登校の小学生が安心して過ごせる場はなく、母親が出勤する日は朝から留守番するしかありません。友だちが下校すれば外で遊びますが、それまではひとり。昼食は気分次第で、食べないことも多く、食べるときは前日の残り物や冷凍食品を温めて済ませています。

「給食費を払っているので、せめて給食の時間だけでも登校できればと思いますが、遅刻や早退は保護者の送迎が必須と校長に言われ、実現できません。働く親にとって送迎のハードルは高すぎます。小学生が安心して過ごせる学校外の場が、この地域にはないんです」と母親は肩を落とします。

■留守番中に起きてしまった課金事件

数カ月前、親子にとって大きな事件がありました。Fくんが、留守中にだまってゲームで大金を課金してしまったのです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/06291c513d5325f35cb13316c77c077cee387af7