友「妊娠した友人のためにお祝いのSwitch2を開封して動作確認し、中にレシート入れて再梱包して…」 ＜ーいる？こんな友達

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木村 隆志

コラムニスト／コンサルタント

プロフィール
疑惑を否定するが信じてもらえず
18日、「Switch2 抽選4回目も落選祭り」という記事がYahoo!のトップに掲載され、すぐにネット上にはさまざまなコメントが書き込まれた。

なかでも多かったのは、「安定の4連敗……」「永久に当たる気がしない」「またウチの子どもが荒れる……」などと落選を嘆く声。前日の発表直後から10を超える関連ワードがXのトレンドに入り、俳優・松山ケンイチやフィギュアスケート・宇野昌磨ら著名人の落選コメントがフィーチャーされるなどの盛り上がりを見せている。

これらを見た人々が梱包方法などから「転売ヤーから買ったのではないか」と疑惑の目を向け、中川はすぐにXで「絶対にフリマサイト、転売ヤーから買ってません」などと否定。それでも疑惑は収まるどころかむしろ拡大し、過去の発言までさかのぼって批判を受けるなどの事態を招いてしまった。

17日、中川の所属事務所はフライデーデジタルの記事で「中川の友人が大手家電量販店にて抽選で購入し、妊娠のお祝いにと譲ってくれたものです」と釈明したがそれでも騒動は収まらない。翌18日、幻冬舎の編集者・箕輪厚介がSwitch2を中川に譲渡したことを明かし、同日にそれが嘘だったことを明かして謝罪するという不毛な騒動も発生。当然ながら箕輪を責める声が続出しているが、それでも中川への批判は収まっていない。

不穏なムードが漂っている中、中川の投稿は明らかにうかつだった。そもそもこれだけ落選者が多く、4回も失意の時を繰り返していることから、好感度が重要な芸能人は、より慎重な言動が求められる。

一般人のYouTuberならまだしも人気商売の芸能人は「自慢をしない」のがセオリー。たとえ公式の抽選で当たったとしても、落選者のためにしばらくの間は喜びをこらえて沈黙することを選ぶ人が多いのではないか。また、落選を繰り返す松山ケンイチは自虐コメントで好感度を上げているだけに、中川は自慢したこと自体が第1のミスだった。

さらに中川への批判を加熱させたのは「譲ってもらった」ではなく「買えた」と投稿したこと。最初から正直に「譲ってもらった」と言わなかったところに後ろめたさを感じていた様子がうかがえるが、これが第2のミスとして炎上の導火線となった。ちなみに野田クリスタルは正直に譲ってもらったことを明かしている。

続く第3のミスは、当選メールなどの正規購入した証拠を求めるコメントをスルーしたこと。中川は転売疑惑を否定した際、「憶測で断定されたりいろいろ言われて悲しいから触れたくなかった」「完全に間違った情報でここまで色々言われて悲しいです」などとコメントしていた。証拠などの具体的なことにふれず、ここでも譲渡の事実を明かさず、感情論のみで押し切ろうとしたことが裏目に出たのだろう。

いないと思う