大塚久美子です。　最近時間が余っているのでＹｏｕＴｕｂｅｒになろうと思います。　良いネタ教えてください。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7420eb6a2409c1e5d6910e315390a0c8f3ec940b

久美子陣営はを歓喜させた「議決権行使助言会社」の推奨リポート

２０１５年２月２６日に大塚久美子氏が記者会見で説明した中期経営計画はメディアに好意的に受け入れられた。当時の久美子氏は、経営危機に陥った大塚家具の“ジャンヌダルク”のような取り上げられ方もされている。投資ファンドや金融関係者らからの評判も上々だった。

　３月１０日には投資ファンド「ブランデス・インベストメント・パートナーズ・エル・ピー」が久美子氏支持を表明。久美子氏陣営は同社が保有する１９９万５０００株（１０・２９％）を確保した。ききょう企画名義の１８９万２０００株（９・７５％）と合わせると２０・０４％となる。一方の勝久氏は３５０万株（１８・０４％）に加え、援軍の千代子氏の３７万１０００株（１・９１％）の計１９・９５％。この時点で久美子氏は、勝久氏側と肩を並べている。勝敗の行方は、残りの安定株主の動向次第となった。彼らは本来、企業側＝久美子氏側につくものだが、なにせ相手はカリスマ創業者である。従業員持ち株会については会社提案と株主提案の双方とも選べず、最終的に自主投票となった。

　金融機関についても、久美子氏陣営は支持の取り付けに苦労している。当時、大塚家具の株を保有する金融機関のうち、日本生命保険１１４万株（５・８８％）、東京海上日動火災保険６２万４０００株（３・２２％）、三井住友銀行関連５７万株（２・９４％）、ジャックス４８万株（２・４７％）などは会社側に委任状が提出される。これだけで１４・５１％だが、主要株主である大手金融機関の関係者は「今回は正直、どちらに投票すべきか事前に結論が出ず、会場で決めることになりました」と筆者に胸の内を語っていた。実際、日本生命、東京海上日動火災、三井住友銀行は総会まで結論を持ち越している。

　残るはブランデス以外の投資ファンドや取引先、一般株主となるが、久美子氏にとって追い風となったのが、投資ファンドなどに大きな影響力を持つ米大手議決権行使助言会社「インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ（ＩＳＳ）」のリポートだった。同社は２月２０日に久美子氏陣営、３月６日に勝久氏陣営から話を聞き、３月１３日付のリポートで「会社提案支持」を明らかにする。さらに同社と並ぶ米議決権行使助言会社「グラスルイス」も同１２日付のリポートで会社提案を支持した。

　これを受け大塚家具は３月１６日付のニュースリリースで次のように発表している。

「ＩＳＳ社は、結論として、大塚久美子社長が外部環境の変化を正しく把握し、その変化に対応しうる経営戦略を掲げ、またその実行が可能な社外取締役候補の陣容を擁立していること、これに対して、提案株主の企業価値向上策には、説得力のある根拠が乏しいことから、会社提案への賛成を推奨しています」

「グラスルイス社は（中略）当社中期経営計画は、十分な根拠を有し、当社の現在のビジネスモデルの弱点に的確に対処し、国内家具市場の変化に対応できるように構築されたものであると結論付けています。これに対して、提案株主計画案は、これに対してきちんとした反論や十分な根拠を示せておらず、当社中期経営計画以上に望ましい結果をもたらす合理的可能性を示していないと評価しています」

　２つのリポートは久美子氏陣営を歓喜させた。一方でリポートを入手した勝久氏陣営の不満は爆発、新たな対抗手段に打って出た