女性ホルモン剤は男のたしなみして摂取した方がいいぞ。　ハゲが直ったり肌がキメ細かくなったり良いことだらけだ。　加齢臭もなくなる

https://mainichi.jp/articles/20201108/ddl/k24/070/101000c

変わらぬ味、新しい形で　老舗ホルモン焼き「まつや」店主　加嶋幸一さん（５５）　／三重

どこか懐かしい、昭和の香りが漂うホルモン焼きの老舗「まつや」（津市栄町２）。松阪牛を独自のルートで仕入れ、洗浄や切り方などにこだわった一品は多くの人の舌をうならせる。店主の加嶋幸一さん（５５）は「お客さんにホルモンのおいしさを語りながらその笑顔を見るのが何よりのやりがい」と話す。その接客も評判だ。

　尾鷲市で１９５８年に創業した父と叔父の店「おかめ」は鶏肉の販売や鶏肉料理を提供する店だった。６４年に父が独立。牛のホルモンも扱うようになった。「４歳から親の牛の仕入れに付き合ってきた。牛肉と一緒にいるのが当たり前の生活だった」と振り返る。いつか自分の店を持つのだろうと幼い頃から考えていたという。

　中学卒業後、着替えを入れた紙袋一つで大阪府へ。修業できる店を探し回った。大阪市内の鶏肉料理店が「どこか父の店に似ていた」ため弟子入りし、修業の日々が始まった。

　最も身に付けたのは「接客」だった。父親の店を手伝っていたが、牛の仕入れについて行ったり、肉を切ったりすることがほとんどで、接客経験はなかった。「接客一つで売り上げにつながることを知った。おいしい肉を多くの人に食べてもらうには接客スキルが必須と気づいた」という。肉の部位やおいしい食べ方など、分かりやすく伝え続けた。

　２１歳で実家に戻った。しばらく両親の店を手伝い、２６歳で独立。尾鷲市内で「一番安い店にしたい」との思いで出発した。地域で一番安いものの、値段以上の品質の肉が食べられると口コミで評判が広まった。

　９８年には津市に店を移した。地元では名の知れた店も場所を変えればゼロからのスタート。それでも、独自の洗浄方法で下処理したホルモンは新鮮で臭みがなく、切り方も部位や形によって変えているため「他店にはない新鮮でおいしいホルモンが食べられる」と新天地でも評判を得られた。

　創業時から使用しているタレを引き継いでいるため「なつかしい味」がする。店内も「父の店の雰囲気を残したい」とテレビからは昭和の歌謡曲が流れている。一方で新しい味にも挑戦。ホルモンをカレー粉で味付けた「カレーホルモン」は店の看板メニュー。子供から大人まで人気がある。

　将来的には会員制の店を目指す。席数を減らし、客が希望する牛の部位を希望するだけ提供する。「こぢんまりと落ち着いて肉を楽しんでほしいから」。昭和から令和へ、変わらない味を新しい形で提供し続ける。