学校での部活はアニメ部、ゲームの全国大会にも出場するアニメの登場人物みたいな女子が高校アーチェリー全国8強に

アニメーション部所属の井沢玲奈がアーチェリーで全国１６強入り…全国高校選抜大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/c15354c5b311171ed143800b101c23f72862b040

◆アーチェリー全国高校選抜大会最終日（２８日、つま恋リゾート彩の郷・第１多目的広場特設会場）

男女決勝ラウンドが行われた。女子では、予選１９位の井沢玲奈（静岡北２年）が３回戦で
Ｕ―１７強化選手を破り、８強入りを果たした。
アーチェリー部のない同校に通う１７歳が、自身初の選抜大会で快進撃を見せた。
予選２０位の小林万里子（浜松商２年）も２勝を挙げて１６強に入った。

勝利の瞬間、ポーカーフェースを少し崩した。静岡北・井沢は、
８強を懸けた３回戦でＵ―１７ナショナル強化選手の三輪紗愛（大阪・近大付１年）と激突。
「（対戦が決まり）『うわ～』と思ったんですけど１本目の感触が良くて、その気持ちで行けた」と
２セットを連取して押し切った。
金星を挙げての８強進出に「正直『１回勝てれば』と思ってましたけど、２回戦から楽しめた」と笑顔を見せた。

「アニメーション部」の１７歳が全国の強豪を下した。
静岡北にはアーチェリー部がなく、２００８年北京パラリンピック強化選手だった
谷沢将則コーチ（５９）との練習は土日のみ。
平日は部活のイラスト作成と、全国大会に出場する腕前のゲームに熱中する井沢は
「毎日練習なんて考えられない」と笑う。

それでも「週２度しか練習できないので」と友だちの誘いを断り、土日の練習は約６年間ほぼ欠かさなかった。
谷沢コーチは「あの練習量でよくやった」と褒めた。
４月４日に国体選考の対象となる県春季大会が開幕する。
井沢は「自己ベスト（５９７点）を超えて６００点を出すことが目標。
全国にしっかり出場できるように頑張る」。
高校最終シーズンも“自然体”を貫き全国の猛者に挑む。（内田　拓希）

〇…浜松商の小林が持ち味の安定した行射で２勝を挙げ、目標だった全国１６強を果たした。
３回戦でも予選４位の相手に一時同点とするなど善戦し
「自信になる。もっと小さいところにまとめる技術をつけたい」と全国の舞台で手応えを得た。
２１日に同校の先輩・山内梓（近大４年）が東京五輪代表に内定し
「自分も高校在学中に全国で活躍したいです」と意気込んだ。

◆決勝ラウンドのルール　男女各５６選手によるトーナメント戦。
１セット３射ずつ行い、合計点で上回れば２点、同点なら１点、下回れば０点となる。
６点先取制で、５セット終了時に同点の場合は１射ずつ行って中心までの距離が近い方が勝利者となる
「シュートオフ」が行われる。

>それでも「週２度しか練習できないので」と友だちの誘いを断り、土日の練習は約６年間ほぼ欠かさなかった。