学校の事務員さん、情弱だった

日置市で通知表の配布遅れる可能性　学校職員のパソコンに詐欺メッセージでシステム５日間停止　鹿児島県（MBC南日本放送）
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb35b731b6ce8f6bf61dd40d33ce4be8e0a8bc07

鹿児島県の日置市では、学校の職員が画面に表示されたうそのメッセージにだまされてパソコンを操作したため、市内の学校の通知表などのデータが入ったサーバが５日間停止しました。この影響で、一部の学校では通知表の配布が遅れる可能性があります。

日置市教育委員会によりますと、今月１２日に市内の学校の職員が校内のパソコンで教材資料の検索をしていたところ、画面に「電源を切らないでサポートセンターに電話をしてください」との表示が出ました。
職員がその番号に電話し、指示に従って操作していたところお金が発生する話になったため、職員は電話を切ったということです。

このパソコンは、学校の通知表などのデータを管理する市のサーバーと接続していたため、市教委はウイルス感染のおそれもあるとして、１７日までの５日間、システムを停止し、復旧作業を行いました。情報の漏えいは確認されていないということです。

ただ、５日間に渡ってシステムを停止していた影響で、一部の学校では通知表の作成が２０日の終業式に間に合わない、可能性があるということです。
奥善一教育長は「今後、同様の事案が発生しないよう職員研修に努めていきたい」とコメントしています。

パソコンやスマートフォンの画面に突然、偽の警告画面を表示して電話をかけさせ、金の支払いなどを迫るのは「サポート詐欺」と呼ばれる手口です。
全国で被害が多発していることから、消費生活センターなどでは表示されても電話はかけず、金などを支払わないよう呼びかけています。