文学教授「大学受験はもっと小説の設問を出題しろ!」

1 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:46:04.89 ID:L1t8nkkXa

https://dot.asahi.com/dot/2021122100011.html
――今回の高校国語科教育の改革についてどう思われますか。

 契約書や取扱説明書を読めるように「論理」を重視した結果、「文学」を軽視することになっていて、この流れは明らかにおかしい。「文学は論理的でなく、実社会に役立たない」という改革の背後にある考え方がまったく理解できません。

 「悪貨は良貨を駆逐す」と言いますが、かつて入試で古文・漢文を除く大学が普通になってから、高校の授業で漢文を教える機会が少なくなっていったように、一度傾斜配点にしてしまうと、文学もなしくずしに教えなくなっていくでしょうね。

――実学重視にひた走る教育にはさまざまな批判があります。

 室町~江戸時代で使われた庶民の教科書『庭訓往来(ていきんおうらい)』を知っていますか。年始のあいさつの文例や、農民と町人が契約を交わす際の定型文といった「これさえ覚えていれば生活に困らないよ」という教養の基本をひな型にまとめたものです。

 今回の高校国語の「改悪」は「『庭訓往来』のように定型文を覚えればそれでいいという時代に逆戻りしろ」、と言っているのと同じ。

3 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:47:40.51 ID:L1t8nkkXa
 これをやってしまうと、自分で考えることができなくなってしまいます。明治時代になり、夏目漱石や正岡子規といった文学者たちがやろうとしたのは『庭訓往来』的教育からの脱却です。

 自分の目で見たものを自分で考えて、自分で書いた。漱石は新聞の連載小説でご飯を食べていた人で、非常に論理的です。連載1回あたり1000~1200字の中に「文章の山」をつくり、読者に「明日も続きが読みたいな」と思わせる展開になっています。このように文学は、論理を超越する魅力を持っているのです。

 一方、契約書や取扱説明書のような文章には、論理性を超える力はありません。実用的文章ばかりを読んでいるだけでは、人間は受け身になって、発想もどんどん小さくなっていくでしょう。文部科学省は「論理国語」という「庭訓往来」的な教育でつまらない小さい若者をつくっていこうとしているのです。

――文学に触れないことで、ほかにどんな弊害が生まれますか。

「自分の範疇を超えた他者の気持ちがわからない人」に育つに違いありません。

 小学校のころに国語の教科書に載っていた新美南吉の「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」を思い出してください。その人物の気持ちになって考えよう、と授業で習いましたよね。文学は、感情や情緒にかかわる教育も含んでいるのです。

 また、現代社会では、カタカナ言葉のように、わかる人同士しか通じない言葉が増えていますよね。自分の知っている範囲だけ、自分のお気に入りの人、同じコミュニティーの人としか会話・交渉できない若者が増え、分断社会を助長するでしょうね。

 今回の改革が「感情教育は15、16歳までにきちんとしてある。だから、高校からは論理だけでいい」というなら、怒りは湧きませんよ。でもちがうでしょう。

 これから大学入試で少しでも有利になるように、論理的文章ばかり読ませるような国語教育が中学校、小学校と前倒しで行われないか危惧しています。みんなが同じ定型文を覚えてどうするつもりなのでしょうか。文科省がやっている英語教育や英会話もまったく同じです。定型文を覚えることで、表面的な会話はできるようになるかもしれませんが、人と、本当に心を通じ合わせる言葉を編むことはできなくなるに違いありません。

4 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:47:51.03 ID:mfPkW491M
それより異常なスピード偏重をどうにかしてほしい
情報処理は高校の学習指導の範囲外だろ
5 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:48:35.63 ID:L1t8nkkXa

――文学は論理と対立する概念でないのですね。

 前述した通り、文学は論理を超越します。たとえば、物理学者の寺田寅彦は随筆の名手でもありました。物理の知識だけではなく、その背後にある世界観を文学的に表現しています。彼の「天災は忘れたころにやってくる」という警句は有名ですが、こうした論理を押さえたうえで、読ませる文にしていく表現力などを高校の授業で教えるべきなのです。古典もしかり、近代文学には次の時代につながるものがたくさんありますよ。

――「論理国語」では、ディベートなどのアウトプットに重きをおいています。

 アウトプットのためにはたくさんインプットしないと。中身がなければ何もできません。  

 実学重視の日本とは違って、フランスの大学入学共通資格試験であるバカロレアでは、哲学が必須ですよ。アンリ・ベルクソンなどが出され、口述試験もありますから、高校生から普通にロジカルシンキングや哲学を学びます。論理を重視せよというなら、フランスのような入試に変えればいいのにと思います。

 文科省は「人を耕す=カルティベートする」つもりがないのだと思いますね。国語科では本来、もっと人間の深い「カルチャー」の部分まで耕すべきなのに、「論理的」で「実用的」な文章を重視するというのは、人間の表層部に機械をつかって種をまいているだけです。

 授業の名前を「日本語」でなく「国語」と呼ぶ意味を考えてみてください。決して日本語の文法や知識を教えるだけのものではないはずです。もっと「人間を深くまで耕す教育」であるべきです。

6 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:49:18.08 ID:heslXvZz0
なんだか最近国語の課程を大幅に改訂したらしいな
スレッドが盛り上がってた
7 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:50:23.87 ID:Tkr2t1Pa0
小説は娯楽であって教養じゃなくないか
9 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:51:04.44 ID:heslXvZz0
文科省「国語の教科書に小説いらないぞ」出版社「は?芥川の小説載せるわ」 採用数トップに [469534301](206)
16 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:53:36.38 ID:Tkr2t1Pa0
>>9
これは使う教科書の決定を国語の教師が行ってるからだろ
11 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:51:57.65 ID:CndmQfLid
入試問題では小説も論説文も結局問題文中にある答えを探しだすゲームであることに変わりはないから
そもそもわかりやすく伝えるように書いてある論説文の方が難易度は低い
12 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:52:02.60 ID:ADFKYyzEd
明確な正答出ないような曖昧問題はいりません
13 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:52:03.38 ID:PZIV2dO50
行間を読むとか言外の意図を理解するとかいう能力がないから、おまいらは一生童貞なんだと思うは
19 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:58:40.26 ID:1KbRBj2ba
>>13
これ
行間を読ませようとする態度は嫌いだが
行間を読もうとしない奴らもイカれてる
14 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:52:44.26 ID:gPPKUjo70
>  これをやってしまうと、自分で考えることができなくなってしまいます

なんのデータにも基づかない
単なる願望、無意味なポエムっすね

22 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:01:36.38 ID:DGWI9bGK0
>>14
まともな評論なら、「自分には分からないこともある」と気づかされるはずだが
論理国語が提示してる「契約書の読み方」みたいなのばかりだと
本当に「自分で考えられない」「想像の範疇を超えた他者を分かろうとしない」みたいな人間になりそう
15 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:53:09.60 ID:uYPAwTEF0
なんで小説なんだ?漫画でいいだろ
17 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 11:54:23.78 ID:39FZDupv0
スピンスピンスピン
21 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:00:40.04 ID:gPPKUjo70
この件に関して、文学の重要性をうったえていた専門家が
「オレは契約書や説明書が全然読めない」と迂闊にも自分で白状しちゃってたからな
あれを読んで、連中の言ってることをまともに受け取る価値はないと思いました
24 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:03:54.51 ID:EA3TrE4c0
いまの日本は芥川のトロッコだからな

よく知らない政治家にホイホイついていった

25 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:03:59.91 ID:d6KCcBAP0
おれはインポテだった、しかも正真正銘のインポテなのだ。
26 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:04:20.21 ID:g3enCaj2M
二十四の瞳がホラー小説に
カテゴライズされて陳列されてた
見た時はもう純文学はオワコンなんだな
と感じたよ
27 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:04:34.15 ID:Tkr2t1Pa0
経験上小説読んでる人が自分でものを考えられる人間だとはとても思えないわ
28 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:06:12.46 ID:/vKuO4kB0
文学は論理を超越する、って繰り返してるけどどういう意味?
29 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:06:13.13 ID:2YMecqLa0
センター国語が恋愛小説で撃沈した思い出
評論文は満点だったのに
30 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:06:48.31 ID:LLc25B28d
約款読む契約書読むのは決められたこと守るだけだろうが
小説は想像力鍛えることができ創造に繋がる
32 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:06:59.98 ID:XpWtLNq/a
ワンピースでも問題にしろや
小説を授業で使うから小説嫌いが増えてんだろ
33 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:07:51.26 ID:yOTdSmukD
じゃあなろう小説から
34 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:08:09.72 ID:EA3TrE4c0
てか、無味乾燥な説明書とか読んで論理力とか様々な学力が身につくか?

読書はある程度量をこなすべきだろう

35 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2022/01/05(水) 12:08:23.31 ID:OBw2of120
この話、いつもピンとこないのは
小説の受験問題なんて普通に論理の問題だからな
登場人物の気持ちも論理的に読めば正解にたどりつける
だから小説問題が論理ではないも間違いだし
小説問題が得意なら、リアルな人間の感情を読み取れるわけでもない

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