日本に避難した21歳ウクライナ女性「亡くなったウクライナ人学生を追悼するチャリティーイベントやります、ぜひ来てください」

　ロシアによる侵攻で命を落としたウクライナ人学生が受け取ることができなかった「卒業証書」を展示するチャリティーイベント「発行されなかった卒業証書展」が神戸市で開かれている。
犠牲者と同年代で、同市に避難したウクライナ人学生が企画。
志半ばでこの世を去った学生たちを通じ、戦争の不条理さを伝えたいとの思いが込められている。

　イベントは、海外各地に避難したキーウ・モヒーラ・アカデミー国立大の学生らが連携し、２月２４日の侵攻開始１年に合わせて企画。

　会場は神戸市西区の大学共同利用施設「ＵＮＩＴＹ（ユニティ）」。３月末まで。
入場無料。現地の学生支援に活用される寄付金も募っている。

「発行されなかった卒業証書展」を企画したマリヤ・ボンダレンコさん（右）と夫のマクシム・ペトレンコさん
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1006783

　同展は、ウクライナのキーウ・モヒーラー・アカデミー国立大の学生有志らが発案。
カナダやオーストラリア、欧州各国に避難する学生たちと連携し、ロシア軍の侵攻から１年となる２月２４日に合わせて始めた。犠牲となった学生のうち、プロフィルや顔写真を収集できた１７～２６歳の３６人を展示している。

　神戸での展示は、同大４年のボンダレンコ・マリヤさん（２０）、同学年の夫、ペトレンコ・マクシムさん（２１）が企画した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab94d8c2d93e8ec0c582b277b2de3ec36b5b110f