10歳の男の子が3年間伸ばした髪を寄付「かつらに使ってほしい」

　病気やけがで髪の毛を失った子ども向けの医療用ウイッグ（かつら）に使ってもらおうと、新潟県上越市の上越教育大学付属小学校４年の羽尾光博さん（１０）が、
約３年間伸ばした髪を切って寄付した。歯科医の父博嗣さん（４６）が、地元の高校生とフィリピンで歯科医療のボランティア活動をする姿を見るなどして背中を押されたという。

　切った髪の毛を手にした光博さんは「これが最初のボランティア。大切に使ってほしいと思うし、（使う子どもの病気やけがが）早く治ってほしい」と話した。

　ヘアドネーションは、完全オーダーメードの人毛ウイッグを無償で提供するボランティア活動。
　国内ではＮＰＯ法人「ジャパン・ヘア・ドネーション・アンド・チャリティー」（大阪市）が２００９年から取り組んでいる。
　子ども用は、子どもの髪の毛を使った方が、より自然なウイッグになるが、１０歳以下からの寄付は全体の１０％程度にとどまっているという。

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https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0219/mai_200219_9500322225.html