デリヘル（３Ｐコース）でａｉｋｏと椎名林檎来たらどうする？

https://digital.asahi.com/articles/ASN9R5TPKN9QUTIL009.html

「国が偏見助長、働く人の尊厳無視」デリヘル経営者訴え

　「性を扱う仕事に世間の賛否があるのは分かるが、国にはこの仕事を仕事として認めてほしい」。原告のデリヘル会社を経営する女性は朝日新聞の取材に、提訴の意義を語った。

　10年以上前、デリヘルでキャスト（接客する女性）として働き始めた。顧客と1対1でじっくり接するスタイルが自分に合い、時間的にも経済的にも余裕が持てる仕事だった。今は独立し、経営者として数十人のキャストと契約を結ぶ。

「職業伏せて」と言われたことも
　自分にとっては「普通の仕事」だが、「世間からは認められない仕事」と悩んできた。マンションを借りる際は不動産屋から「審査に通るよう職業を伏せて」と助言され、通院先の医師には「そんな仕事やめた方がいい」と言われた。「結婚や子育てもしてはいけないのかな」と考えるようになった。

　それでも国は平等に扱ってくれると信じていた。他の職種の経営者と同じように従業員を守る責任感を持ち、違法なこともせず働いてきた自負があるからだ。しかし、あいまいな根拠で給付金の対象外にされ、「国までもが偏見を助長し、性風俗で働く人の尊厳を無視している」とがくぜんとした。

　裁判資金を募ったサイトには「職業に貴賤（きせん）なし」という励ましの言葉も並び、「私自身、世間の目を決めつけていたかもしれない」と気づいたという。「性風俗だけの問題ではなく、どんな職種もいつ不合理な差別を受けるか分からないという視点で、この訴訟を考えてほしい」