大家「あの部屋の下は空室のはず…異臭なんてありえないわね。ほっとこ」

1 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:13:58.634 ID:eS9nsS6C0
-101号室-

男「花子、今日の夕飯何がいい?」

幼女「ハンバーグ!」

男「また?わかった、作ってやるよ」

幼女「やったー!」

男「全く可愛い奴だな」

幼女「えへへー、パパの子だもん」

男「…」

ピンポーン

男「うおぉ!?」

男「だ、誰だ…?」

2 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:14:48.989 ID:eS9nsS6C0
男「俺の家に来客…?」

男「ちょっと隠れてて」

幼女「はーい」

男「…」ガチャッ

中年「あ、どうも」

男「こんにちはー…」

中年「昨日から隣に越してきた者ですけど、これつまらないものですが…」

男「あー、ありがとうございます…」

中年「今後ともよろしくお願いします」

男(この人の顔どこかで見覚えが…)

3 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:15:07.246 ID:iXKqiLtpa
はよ
4 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:15:22.715 ID:eS9nsS6C0
男「…あ」

中年「どうしたんです?」

男「あなたもしかして…ニュースの…」

中年「!!」

男「あれ?テレビでやってましたよね?医療ミスの隠蔽がバレて絶賛夜逃げ中の…」

中年「ち、違っ…」

男「あ、人違いでしたか。どうもすみません」

中年「…いえいえ」

5 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:16:07.568 ID:eS9nsS6C0
男「もしかしたらうちの子が騒いだりするかもしれないのでご迷惑をおかけしたらすみません」

中年「だ、大丈夫です…」

男「では何か困ったことがあればいつでも」

中年「は、はい…」

男「では」バタンッ

幼女「誰からー?」

男「隣人だよ。引っ越してきたんだって」

幼女「何それー?」

男「ああ、さっき貰ったんだ」

男「んーと…洗剤かな?」パカッ

幼女「おいしそー」

男「食べちゃダメだからね!」

6 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:16:52.459 ID:eS9nsS6C0
-102号室-

中年「ここまで逃げればもう大丈夫だろう…」

中年「はぁ…ワシとしたことか医療ミスの隠蔽がバレるとはな…もうあの町にはいられない…」

中年「これからはこの町の住人に悟られないようひっそりと暮らすんだ…」

中年「…引越しの挨拶にでも行ってくるか」ガチャッ

中年「101号室はすぐ隣だな…」

中年「堂々としてないと怪しまれる…穏やかに穏やかに…」

中年「どんな人が住んでるんだろ…優しい人だと良いな…」

ピンポーン

7 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:17:23.584 ID:eS9nsS6C0
中年「あ、どうも」

男「こんにちはー…」

中年「昨日から隣に越してきた者ですけど、これつまらないものですが…」

男「あー、ありがとうございます…」

中年「今後ともよろしくお願いします」

男「…あ」

中年「どうしたんです?」

男「あなたもしかして…ニュースの…」

中年「!!」

中年(なっ…ここまで情報が行き届いてるなんて…)

8 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:17:53.801 ID:eS9nsS6C0
男「あれ?テレビでやってましたよね?医療ミスの隠蔽がバレて絶賛夜逃げ中の…」

中年「ち、違っ…」

男「あ、人違いでしたか。どうもすみません」

中年「…いえいえ」

中年(危なっ…単純な人で良かった…)

男「もしかしたらうちの子が騒いだりするかもしれないのでご迷惑をおかけしたらすみません」

中年「だ、大丈夫です…」

中年(だいぶ若そうな見た目してる割にはもう子持ちなのか…最近の若いもんは早いな…)

男「では何か困ったことがあればいつでも」

中年「は、はい…」

男「では」バタンッ

9 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:18:37.997 ID:eS9nsS6C0
中年「世間に俺の顔が広まってる…少し気をつけないと…」

中年「次、103号室はここか…ん?」

中年「ドアに張り紙が…何か書かれてあるな…」

中年「"犯罪者の家"…?」

中年「誰かのイタズラか?陰湿だな…」

ピンポーン

中年「…」

中年「…」

中年「…」

中年「…留守か?」

ピンポーン

母親「しつこいですね!何なんですか!」ガチャッ

中年「え…!?」

10 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:19:19.448 ID:eS9nsS6C0
中年「いや、あの…隣に越してきた者ですけど…挨拶に…」

母親「…あらやだごめんなさい…てっきり…」

中年「え?」

母親「ああ何でもないです…」

中年「これ、つまらないものですが…」

母親「ああ、ありがとうございます…」

中年(見た所主婦っぽいな…ここも子持ちか…?)

中年(はぁ…幸せな家庭に挟まれるこの感覚…つらい…)

中年(俺はどこで道を踏み外したのかなぁ…)

母親「うう…グスッ…」

中年「ど、どうしたんですか!?」

母親「いえ…ごめんなさい…」バタンッ

中年「…?」

11 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:20:28.113 ID:eS9nsS6C0
中年「タバコでも吸うか…」

中年「ベランダ行こ…」ガララッ

中年「おぉ…すげー雨降ってるな…」

ガシャンッ

中年「うお!何か降ってきた!」

若者「やべ…」

中年「危ないだろうがテメェ!気をつけろ!」

若者「あ…ご…ごめんなさ…」

中年「野郎…3階からこんなもの落としやがって…ケガしたらどうすんだ…」

中年「何だこれ…釣竿…?」

12 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:21:19.732 ID:Ob/TZ06T0
最後までみるぞ
13 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:21:32.805 ID:YaAT5+td0
14 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:21:38.295 ID:eS9nsS6C0
-103号室-

母親「嘘おっしゃい。何なのその傷」

息子「チッ…転んだだけだって…」

母親「またいじめられたんでしょ。正直に言いなさい!」

息子「うるっせぇババア!!」

母親「…」

息子「こっちの気も知らないで…!何であんな奴と結婚したんだ!」

母親「たかし、わかって。父さんは…」

息子「わかってるよ!こっちだって信じたいけど…もう我慢できねえ!」

息子「あんなクソ親父どうにでもなれ!」

15 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:23:06.656 ID:/Jh/E+1R0
お、君か
16 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:23:24.381 ID:eS9nsS6C0
母親「たかし、夕飯ここに置いとくから…」

母親「…」

母親「あ、また窓に生卵投げつけられてる…」

母親「台所に雑巾あったっけ…」

ピンポーン

母親「…!」ビクッ

母親「…またあの人達かしら…」

ピンポーン

母親「しつこいですね!何なんですか!」ガチャッ

中年「え…!?」

17 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:24:26.511 ID:eS9nsS6C0
中年「いや、あの…隣に越してきた者ですけど…挨拶に…」

母親「…あらやだごめんなさい…てっきり…」

中年「え?」

母親「ああ何でもないです…」

中年「これ、つまらないものですが…」

母親「ああ、ありがとうございます…」

母親(何かしら…洗剤?)

母親(こんなもの貰っていいのかしら…)

18 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:25:23.834 ID:eS9nsS6C0
母親「うう…グスッ…」

中年「ど、どうしたんですか!?」

母親「いえ…ごめんなさい…」バタンッ

母親(こんなに良い人が近くにいるなんて…)

母親(そうよ、近所からの嫌がらせなんて拘置所の生活に比べたら大したことないわ…)

母親(あなたの方がずっと苦労してるはず…私も頑張らないと…)

母親(あなたの無実、信じてるから…)

19 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:26:13.936 ID:eS9nsS6C0
-104号室-

女「おら!喰らえ!」ビチャッ

夫「おいおいもうやめろって」

女「あんたは同じ亭主として恥ずかしいと思わないの?犯罪者には犯罪者らしく制裁を受けさせるべきよ」

夫「食べ物粗末にすんな!」

女「もー…」

夫「向こうの亭主が何したか知らねえけどあの家族には何の関係もないだろ」

女「…」

夫「中はいれ。雨降ってんだから風邪ひくぞ」

20 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:27:06.195 ID:eS9nsS6C0
女「あんたって優しすぎるのよね」

夫「当たり前だろこんなん」

女「あなたのそういう所に惹かれるのよね…」

夫「…そろそろあいつが帰ってくる頃だからお前ももう戻れ」

女「わかった。じゃあまたね」

夫「気をつけて帰れよ」

女「…愛してる」

夫「…俺も」

21 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:27:43.309 ID:eS9nsS6C0
妻「ただいま」

夫「おう、お帰り」

妻「何してたの?」

夫「うん?ずっとテレビ見てたよ」

妻「そう。今から夕飯作るから待ってて」パカッ

妻「…あれ?生卵は?」

夫「あー…ちょっと小腹が空いたから食ったよ」

妻「そう…」

22 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:28:27.952 ID:eS9nsS6C0
妻(最近、夫の態度が妙に怪しいのよね…)

妻(…ダメよね、浮気を疑うなんて)

夫「そういえば今日の昼間、上の階がずっとうるさくてさー」

妻「え…?」

夫「ドタバタ足音が聞こえるんだよ。何してるのかなーと思ってさぁ」

夫「ちょっと注意してくるか」

妻「ちょっとやめてよ。上の階の人、先月亡くなったじゃない」

夫「は?」

23 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:29:16.308 ID:eS9nsS6C0
-201号室-

強面「いるのはわかってんだぞゴラァ!」

青年「ひっ…」

強面「チッ…明日までに払えなかったらどうなるかわかってるよなぁ!?」

強面「今のうちに遺書でも書いてろ!」スタスタ

青年「…」

青年(行ったか…)

青年(…もうダメだ…何とかして金稼がないと死ぬ…)

24 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:29:38.008 ID:ih2WldLmd
やべぇアパートだな
25 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:30:29.780 ID:NbIpIad70
こいつは熱い展開になってきた
鉄板だけにな!!
26 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:31:06.079 ID:eS9nsS6C0
青年(…誰もいないな…?)ガチャッ

青年(どこの家でもいい…大金が眠ってればそれで…)バタンッカチャリ

青年(よし、今のうちに…)ソローリ

OL「どうされました?」

青年「!!?」ビクッ

OL「そ、そんなに驚かなくても…」

青年「す、すみません…」

OL「どちらに?」バタンッ

青年「…久しぶりに散歩でもしようかなと…」

27 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:31:53.515 ID:eS9nsS6C0
OL「へー、健康的ですね」

青年「そちらこそどちらに…?」

OL「あー…うん…えっと…」

OL「私も散歩しに行こうかなーって…」

青年「そ、そうですか…」

OL「はは、それじゃ…」スタスタ

青年(何か避けられた…?まあいいか…)

青年(…あの人、鍵閉めてったっけ…?)

青年「…」

青年「…」ニヤ

28 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:32:55.975 ID:eS9nsS6C0
-202号室-

OL「やっちゃった…」

OL「はぁ…どうしよ…これただじゃ済まされないよね…」

OL「だって仕方ないじゃん…雨の中ダンボールの中で寒そうに閉じこもってるの見たら誰だって…」

OL「…強制退去だけは何としてでも避けないと…」

OL「誰かにバレたら一巻の終わり…」

OL「とりあえず押し入れの中に保護しておこ…」

OL「暗いけど我慢してもらおう…」

29 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:33:58.889 ID:eS9nsS6C0
OL「…そういえば隣に住んでる子、最近は泣きわめくこともなくなってきたわね…」

OL「先月辺りからおとなしくなったような…何かあったのかしら…」

カシャッ

OL「?」

OL(ベランダから音が…気のせいかな?)

OL(さてと、そんなこと気にしてる場合じゃないか…)

OL(ペットショップ行けばだいたいの物は売ってるよね…)ガチャッ

30 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:34:54.892 ID:eS9nsS6C0
青年「…」ソローリ

OL「…?」

OL(何してんだあの人…)

OL「どうされました?」

青年「!!?」ビクッ

OL「そ、そんなに驚かなくても…」

青年「す、すみません…」

31 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:35:40.643 ID:eS9nsS6C0
OL「どちらに?」バタンッ

青年「…久しぶりに散歩でもしようかなと…」

OL「へー、健康的ですね」

青年「そちらこそどちらに…?」

OL「あー…うん…えっと…」

OL「私も散歩しに行こうかなーって…」

青年「そ、そうですか…」

OL(偶然ですね!一緒に行きませんか?なんて言われたら面倒ね…早く立ち去ろう…)

OL「はは、それじゃ…」スタスタ

32 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:37:16.192 ID:eS9nsS6C0
-203号室-

義父「これ、今週の分だ…」

学生「チッ…これだけかよ」

学生「まあいい。来週も用意しとけよ」バタンッ

義父「…」

ドタン…

義父「!!」

義父「やめろ…もう成仏してくれ…」

ドタバタ…

義父「何度も謝ってるだろ!他に何を望んでるんだ!!」

子供「…」

33 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:38:00.103 ID:eS9nsS6C0
子供(あれから父が手をあげることはなくなった…)

子供(こちらとしてはありがたいものだが…隣の人、やっぱりちょっと恨んでるのかな…)

子供(誰もいないはずの空室から物音がするってことは…やっぱり…)

ギャァァァァァァァァァァ…

義父「!!」

義父「…幽霊の叫び声まで聞こえるようになってきた…」

義父「ダメだ…殺される…」

ドタバタ…デテケー…

義父「許してくれえええええ!!」

34 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:38:47.135 ID:eS9nsS6C0
-204号室-

老爺「ワシだって婆さん…」

老婆「誰よ!ここは私の家よ!出て行け!」

老爺「なあ婆さん…落ち着いてくれ…物音を立てたらこの部屋使ってるのがバレちまうから…」

ピンポーン

老爺「!」

老爺(まさかバレた…!?)

35 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:39:28.181 ID:crlLT5rqd
みてるぞ
36 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:39:29.404 ID:eS9nsS6C0
老爺「はい…」ガチャッ

妻「ひゃ!?幽霊!?」

夫「おま…失礼だろうが、そんな訳ないだろ」

妻「だってここの人…」

老爺「…」

妻「…あれ?ここに住んでた人もう少し若かったような…」

夫「だから言っただろ、何かの間違いだって」

夫「臭っ…ゴミ屋敷じゃないですか…何でこんな…」

老爺「いや、あの…」

37 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:40:49.872 ID:eS9nsS6C0
老爺「私実はここの住人じゃないんです…」

夫妻「え?」

老爺「その…奥さんが重度の認知症で…前のアパートの家賃が払えなくなったんです…」

老爺「それで一時的にこの部屋を借りようと…」

妻「あー、そうだったんですか」

老爺「何かご迷惑をおかけしたのならごめんなさい…あの、他の人には黙っておいてください…」

老爺「新しい人が越してきたら私達も立ち退きますから…」

妻「…安心して、当分この部屋に越してくる人なんかいないわよ」

老爺「え?」

38 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:41:34.285 ID:Dd5jJvhg0
部屋の位置関係がこんらんしてきた
39 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:42:05.465 ID:eS9nsS6C0
-301号室-

学生「はぁ…クソ…切れた…」

学生「また調達してくるか…」

学生「もう金借りられるような奴いないからな…どうしよ…」

学生「また203の奴から金たかってくるか…」ガチャッ

彼女「痛っ…!」ガンッ

学生「あっ…」

彼女「あ、ご、ごめんなさい…」

学生「いや何でそっちが謝るんですか…すみません…」

彼女「いえ…大丈夫です…気にしないでください…」スタスタ

40 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:43:38.764 ID:eS9nsS6C0
学生(いっつも顔中アザだらけだなあの人…)

強面「いるのはわかってんだぞゴラァ!」

学生「!!」

強面「チッ…明日までに払えなかったらどうなるかわかってるよなぁ!?」

強面「今のうちに遺書でも書いてろ!」スタスタ

学生(びっくりした…借金取りかと思った…)

学生(いやこの人も借金取りには代わりないと思うけど…)

強面「…あ?何見てんだコラ」

学生「え!?あ…ど、どうかしたのかなーって…」

学生(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ…)

41 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:44:43.354 ID:eS9nsS6C0
強面「ここの住人が金借りといて返してくれねえんだわ」

学生「へ、へー…」

強面「ギャンブラーだか何だか知らないけど卑怯な奴だよなぁ…」

学生「そ、そうですね…」

強面「そうだ、お前ここの住人の弱点何か知ってるか?」

学生「え…?」

学生「そうですね…動物が大の苦手らしいですけど…」

強面「ふん、今度空腹のデケェ犬でも連れてくるか」

学生「いやここペット禁止…」

強面「知ったことかんなこと!」

42 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/01/05(日) 22:45:48.338 ID:eS9nsS6C0
学生(ギャンブル中毒か…)

学生(ふん、俺のと比べたら可愛いもんだ…)

ピンポーン

義父「はい…」ガチャッ

学生「よお」

義父「またお前か…」

学生「金は用意できてんだろうな?」

義父「ぐっ…」

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