JK彼女(16)えちえち動画を撮影した男子高校生(16)逮捕

交際相手のわいせつ動画撮影容疑　16歳高校生逮捕　兵庫県警

　交際していた女子生徒（16）との性行為をスマートフォンで動画撮影したとして、男子生徒（16）が警察に逮捕された。
SNS（ネット交流サービス）全盛時代で、「求められて自分の裸の画像を彼氏に送ってしまった」との相談は絶えない。性行為を記録したデータは流出すれば、永遠にネット空間をさまよう恐れがある。「愛情の証し、二人の記念」だけでは済まないことを知ってほしい。

　5月20日、兵庫県警は神戸市西区の高校生の男子生徒を児童ポルノ禁止法違反（製造）容疑で逮捕した。2月中旬ごろ、県内の別の高校の女子生徒とみだらな行為をした際、自身のスマホで動画を撮影したとする容疑だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5547d8a5e6ee40de3284c67b4c4ea036d89f258

　別々の高校に通う2人は1月下旬にインスタグラムで知り合って交際を始めたが、5月ごろに別れた。その後、女子生徒の保護者が「娘が元彼にわいせつな動画を撮影されて不安だ」と県警に相談した。少年は「間違いない」と供述し、容疑を認めているという。

　動画は2人が交際中に撮影されたものだ。児童ポルノ問題に詳しい奥村徹弁護士（大阪弁護士会）は「強制性交の疑いなど他に悪質性がなければ、カップルの一人が逮捕されることは少ない。交際関係を踏まえて画像削除や補導にとどまることが多い」と指摘する。一方で、「未成年の交際でお互いに被害意識はなくても、形式的に犯罪になるので注意が必要だ」とも話す。

　女子生徒は性行為を強要されたのか、男子生徒は動画を友人らに見せていないのか……。取材を重ねたが、捜査関係者は一様に「被害者保護の観点から話せない」と口を閉ざした。

　未成年者のカップルによる動画撮影をめぐる事件は相次いでいる。県警は5月30日、大阪市東住吉区の専門学校生の少年（18）を同法違反（製造、提供目的保管）容疑で逮捕した。容疑は2021年3月25日、少年の自宅で、交際していた少女（当時17歳）とのみだらな行為をスマホで動画撮影し、他人に提供する目的で動画19本をインターネット上のサーバーに保管したとしている。

　2人は今年5月上旬に別れており、少年は少女に復縁を迫った。断られると、LINE（ライン）で「殺したい」と送信し、少女は同17日に県警に相談した。県警は2日後に脅迫容疑で少年を逮捕（同30日に処分保留で釈放）した際、押収したスマホに保存されていた動画を見つけた。少年はインスタグラムで少女の下着姿の写真を使ってアカウントを作成。「生活苦なので動画を売ります」と書き込んで、写真を500円、動画を3000円で販売していた。少年は「動画を売っていたのは間違いないが、提供目的ではなく性的な目的で持っていただけ」と供述しているという。

　児童ポルノ禁止法は18歳未満への性的な搾取や虐待を処罰するため、裸や性的な部分を強調した写真や映像の製造を禁じる。個人が性的好奇心を満たす目的で所持（単純所持）することも禁じる。↵