最近の日本人の女子大生ってどこでバイトしてんの？　コンビニとか飲食店は外人ばかりだし

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緊急事態、出れば社会・経済疲弊自治体苦悩「劇薬だ」
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための改正特措法が13日、成立した。緊急事態が宣言されれば、外出やイベント開催などへの自粛「要請」は法律という枠に組み込まれ、格段の重みが加わる。一人ひとりの自由と
社会全体の利益。そのバランスをどうとればいいのか。見えないウイルスに勝つ前に、経済の混乱で社会が疲弊してしまわないか。各地に波紋が広がっている。
法にもとづいて、都道府県知事が「使用制限」を要請できる対象には、学校や社会福祉施設、興行場などがある。
栃木県大田原市は、政府が「一斉休校」を要請した後も、自主的な判断で学校を続けてきた。市立小中学校は午前中に授業をし、給食後に下校させている。「学校が安心・安全」との考えで、24日の終業式まで続ける予定だ。
ただ、もし緊急事態が宣言されて都道府県知事から自粛要請があれば、従うつもりだ。市教育委員会の斎藤達朗教育部長は「法律に基づいて閉鎖の基準や理由を示してもらった方が、混乱なく市民にも説明できる」と言う。
小中学校などの計52校で授業を続けている松江市も、従わざるを得ないとみる。市教育委員会の大谷淳司副教育長は「緊急事態宣言は法的根拠があり、重みのあるものになる。今のようなあいまいなものではなくなる」。
危機感抱くデイサービス
相模原市にある高齢者向けのデイサービス事業所「リハビリテーションOne」は、1日に30人ほどが利用していたが、集団感染を防ぐため9日から受け入れをやめた。今は利用者宅を訪れ、1時間ほどの軽い運動を提供する。法改正で自分たちの活動がどこまで制限されうるのか
よく見えない。小川達矢所長は「サービスができなくなれば、高齢者の認知機能も低下しかねない」と危機感を抱く。
東京などでライブハウスを展開する「クラブクアトロ」は、通常通りの営業を続けている。消毒液やサーモグラフィーを設置し、開催の可否は主催者の判断に任せる。
関西ではライブハウスでの集団感染が判明したが、担当者は「感染を防がなければならないのは当然。だが公演で生計を立てる関係者が多いことも留意してほしい」。
「緊急事態、今はほど遠い」
要請や指示を出す知事たちも頭を悩ませる。
東京都の小池百合子知事は12日夜、「東京は近隣から通勤・通学される方が多い。広域的にどうしたら良いのかを、国と連携して考えていかなければならない」と発言。都道府県単位をまたぐ制限措置について検討する必要性を訴えた。
死者10人と全国で最多の愛知県。大村秀章知事は、緊急事態宣言について「劇薬ということは間違いない」。発動の基準を政府が国会審議で明確にすべきだったとの考えを示した。
病院や介護施設の関係者らの感染が相次いでいる兵庫県の井戸敏三知事は、改正特措法について「色んな指導をしていく場合の後ろ盾」。その上で「個々人の権利の問題と、感染の拡大を阻止するという公益性とのバランスの問題だ。今が緊急事態かというと、現状ではほど遠い」と語った。
沖縄県は13日、自粛してきた県主催のイベントや集会を16日から開催すると発表した。玉城デニー知事は「足もとの経済活動を急激に低下させており、必要な対策を十分にすることを条件に開催を判断する」と話した。
「支援なしではやれない」
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月28日に週末の外出自粛を要請する「緊急事態宣言」が出された北海道。法的な拘束力はないものの、この2週間で平日も自粛ムードが定着した。人の動きは停滞し、暮らしは一変した。
「客足が戻る気配が全くない」。札幌・ススキノの居酒屋「魚まさ札幌すすきの店」の高野拓哉店長（40）は13日、ため息をついた。
2月末以降、約400人分のキャンセルが入った。例年は歓送迎会でにぎわう時期だが、先週金曜日の来店客はゼロ。この日も予約はない。3月の売り上げは前年の15%に落ち込む見通しという。
アルバイト約10人は全員休んでもらい、社員だけでシフトを組んでいる。高野さんは「緊急事態宣言が決定打だった。何らかの支援がないとやっていけない」と話す。
小学1年の長男を育てる札幌市の主婦（40）は「外出すると白い目で見られそうで怖い」と話す。市内の小学校は緊急事態宣言に合わせて全国に先駆けて休校に。水泳教室などの習い事も休止になった。
水族館も動物園も営業を自粛しており、出かける先がない。息が詰まりそうで、最近は長男の友人宅と自宅を互いに行き来して遊ばせている。
今月上旬、出張先の帯広市からJRの特急で札幌に戻った50代の男性会社員は「ここまで人が少ないのか」と目を疑った。約50人が座れる自由席車両に3人しか乗客がいなかった。