駅のトイレが和式で使いにくい・カラオケなど中・高生の遊び場が少ないなど 中学生が市の課題を指摘

次世代を担う子どもたちが行政や議会の仕組みを学ぶことで政治への関心を深めてもらおうと、中学生が議長や議員役を務める中学生議会が26日、三重県亀山市で行われました。

亀山市内の中学3年生14人が参加し「もっと好きになれる！亀山市の未来について考える」をテーマに市の幹部らに質問しました。

生徒たちは、全ての教室にエアコンが設置されていないことや、カラオケなど中・高生の遊び場が少ないことなど、中学生の視点で考えた亀山市の課題を指摘していました。

このほか、市内の駅のトイレが和式で使いにくいという意見が出され、亀山市の櫻井市長は「使いやすいものにするため、洋式化をできるだけ早く進めていきたい」と答弁していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/be8c318f84a6b2fc0e6a36688322de0900f21f41

同議会は、次世代を担う子どもたちが、行政や議会の仕組みを学ぶことで市政への関心と理解を深め、生徒らの自由な発想や意見を市政の参考にするのが目的。昨年に続き2回目となる。

櫻井義之市長は「皆さんが考えている率直な意見に誠意を持ってお答えさせていただきます。一緒に未来の亀山について考えましょう」とあいさつした。

議会は、市議会議員らが傍聴する中、通常の市議会定例会通り、執行部席には櫻井市長や山本伸治副市長、中原博教育長のほか、各部署の部長らが座り、生徒の一人が議長役を務め、

「もっと好きになれる！　亀山市の未来について考える」をテーマに、13人の生徒が一般質問した。

生徒らは、公園など公共施設へのゴミ箱の設置や中高生の遊び場、東町商店街の活性化、亀山駅のトイレの整備などについて一人約10分の持ち時間で質問した。

中部中学校の山尾柊歌さん(14)は「自分が利用する交通網はバスですが、本数が少なく利用者も少ない」と述べ、「運行本数を増やし、皆が利用できるバスにしてほしい」と質問。

笠井武洋政策部長は「バスの増便には大幅なコストもかかるが、改善策を検討したい」と答弁した。

議長役を務めた同校の田中綾さん(15)は「自分から議長になりたいと手を挙げた。初めての体験でしたが緊張もしなかった。貴重な経験をさせていただいた」と話していた。

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