【速報】名古屋の河村市長、新年度予算案にあいちトリエンナーレ関連費用を盛り込まない考え表明

芸術祭関連費用 新年度予算案に盛り込まない考え 名古屋市長

愛知県で去年開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で「表現の不自由」をテーマにしたコーナーが設けられたことなどを受け、
名古屋市の河村市長は市の新年度予算案に11年前から毎年計上してきた芸術祭の関連費用を盛り込まない考えを示しました。

去年開かれた「あいちトリエンナーレ」で「表現の不自由」をテーマに慰安婦問題を象徴する少女像などを展示するコーナーが設けられたことを受け、
名古屋市は市が負担する予定だった運営費の支払いを一部保留し、有識者による検証委員会で支払いの是非を議論しています。

名古屋市の河村市長は３日の記者会見で、２年後に想定される次回の「あいちトリエンナーレ」の開催に向けた関連費用について
「今の状況では支払えません」と述べ、新年度の当初予算案に盛り込まない考えを示しました。

そのうえで今後、検証委員会の結論などを待って、関連費用を新年度の補正予算案に計上するかどうかを検討する考えを示しました。

名古屋市によりますと、当初予算では１回目の「あいちトリエンナーレ」の準備が本格化した11年前の平成21年度以降、毎年、芸術祭の関連費用が計上されてきました。

一方、愛知県の大村知事は「県の第三者委員会から『組織体制を見直して次回もやるべきだ』という提言をいただいており、
それを真摯（しんし）に受け止めて具体化していきたい」と述べ、次回の開催に向けた検討を進める考えを示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200203/k10012270411000.html