- 1 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:35:47.643 ID:V+jBFzJz0
- ーー食堂ーー
ジャン「アルミン、ちょっといいか?」
アルミン「ん?どうしたの?」
ライナー「今日はあっちで俺達と飯を食わないか?」
アルミン「えっ?…まぁ僕はいいんだけど」チラッ
エレン「アルミンがそっちに行くなら、俺もそっちで食っていいか?」
ミカサ「エレンが行くなら私も」
ライナー「エレン、ミカサすまん!ちょっとアルミンに相談があってな…あまり人に聞かれたくないんだ…」
ジャン「そういうこった、テメェはそこでミカサと食ってろよこの羨まし死に急ぎ野郎ッ!!」
- 3 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:36:42.690 ID:V+jBFzJz0
- エレン「うるせーな…急にデカい声出すんじゃねえよ馬面」
ジャン「うるせーのはテメェの存在の方だ!毎度毎度見せつけやがって…羨ましいッッ!!」
ギャー ギャー
ライナー「で、アルミン 相談に乗ってもらっていいか?」
アルミン「あ、うん じゃあ人が少ない端の方の席にいこうか」
ライナー「悪いな おいジャン!アルミンが相談に乗ってくれるってよ!行くぞ」
ジャン「死に急ぎが…ああ分かった アルミン行こうぜ」
エレン「馬糞が…アルミン、駄馬になんかされたら言うんだぞ?」
アルミン「大丈夫だよ…」
──────
─────
──── - 4 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:37:27.730 ID:V+jBFzJz0
- ーー食堂・端の席ーー
ライナー「ここなら誰にも話は聞かれなさそうだな」キョロキョロ
アルミン「うん 大きな声を出さなければ大丈夫そうだね」
ジャン「ああ それで早速なんだけどよ…」
アルミン「相談だよね なにかな?」
ジャン「そろそろ本気でミカサを落とそうと思う…」
ライナー「そろそろ本気でクリスタを落とそうと思う…」
アルミン「……」
ジャン「何黙ってんだよ?」
アルミン「そ、そっか…頑張ってね…」ガタッ スタスt…
ジャン「おい!待てよ!」ガシッ
ライナー「逃がさん!!」ガシッ
- 6 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:38:44.411 ID:V+jBFzJz0
- アルミン「は、離してっ!!僕を巻き込まないで2人でなんとかしてよ!」ジタバタ
ジャン「テメェには正解に導く特殊能力があんだろ!?アルミン!俺を導いてくれ!」
ライナー「折角の能力だ 使わないのは勿体ないだろ!?俺で存分に使ってくれ!」
アルミン「なにそれ!?聞いたことないよ!?早く離して!」ジタバタ
ジャン「いいや、お前が俺達に協力するまでは離さねえぞ!」
ライナー「アルミン…何も無償で手伝えって訳じゃない ちゃんと報酬は用意してある」
アルミン「」ビクッ
アルミン「…報酬?」
- 7 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:39:20.648 ID:jWrCN0nMd
- 書き溜めssは支援しない
- 8 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:39:52.415 ID:V+jBFzJz0
- ジャン「協力してもらうんだから当たり前だろうが」
アルミン「そ、それで…報酬はなに…?」
ジャン「ちなみに俺は立体機動の練習に付き合ってやるのと…街で見つけた無修正のポルノ本だ…」
アルミン「…!?」ゴクリ
ライナー「俺は効率のいい筋肉の付け方と…女子からアルミンへの評価を教えてやる」
ジャン「どうだ?悪い話じゃねぇだろ?」
アルミン(ジャンは立体機動が今期のトップクラス…練習に付き合って貰えれば、僕だって少しは上達するかもしれない…)
アルミン(ライナーの筋肉は凄い…ライナーの筋トレ法を実践すれば、ミカサみたいな腹筋が手にはいるかも…)
アルミン(それに、僕だって男だ…女子からの評価ッ…知りたいに決まってる)
アルミン(もちろん無修正のポルノ本は僕のコレクションには無い…欲しいっ!!)
- 11 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:41:43.335 ID:/y+PSb420
- この頃が一番よかったな
やさぐれエレン嫌い - 12 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:42:31.485 ID:V+jBFzJz0
- ジャン「で、どうすんだ?協力すんのか?しねえのか?」
アルミン「き、協力内容次第では協力しないでもないよ…?」
ジャン「別に難しい事は要求しねえよ ただお前は俺らに見せてくれればいい」
ライナー「ああ 女子がドキッとする行動をな!!」
アルミン「え…?どういうこと?」
ジャン「お前が女子相手にドキッとする行動をとって、それが良かったら俺はミカサに、ライナーはクリスタに実行する」
アルミン「なっ!?女子相手って…恥ずかしいよ!!」
ライナー「大丈夫だ お前は女子から恋愛感情には発展しない良い人としか思われてない」
ライナー「お前がドキッとさせる行動をしても女子は惚れないんだ 安心だろ?」
- 14 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:43:45.396 ID:V+jBFzJz0
- アルミン「それは僕の羞恥心とは関係ないでしょ!?…って、僕…女子からそんな評価なの…?」ズーン
ジャン「ドンマイ…」ポン
ライナー「まぁ、お前も女子からそんな評価じゃ嫌だろ?男なら評価覆したいだろ?」
ジャン「お前は普段エレンとイチャイチャして気持ち悪いけどよ…本当は出来る男だって知ってるんだぜ?」
アルミン「ジャン…ライナー…」
ライナー「アルミンも評価を覆してハッピー!俺とジャンはアルミンを参考にして意中の人と両想いになれてハッピー!」
ジャン「もしかしたらお前も彼女が出来るかもしれないぞ?そしたら…トリプルデートしようぜ?な?」
アルミン「トリプル…デートか…」
ライナー「俺達と女子で街に繰り出し…最後は別々に夜の街へと消えていく…そして朝帰り…」
アルミン「朝帰り…」ゴクッ
- 16 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:45:01.056 ID:V+jBFzJz0
- ジャン「どうだ?協力する気にはなったか?」
アルミン「…った…」ボソッ
ジャン「あ?聞こえねえよ」
アルミン「分かった…協力するよ!!」
ライナー「ふん…それが聞きたかった…」
ジャン「へっ…少しは根性あんじゃねえか…」
アルミン「それと…ジャンも前報酬でポルノ本くれないかな…?」
ジャン「まだ駄目だ」
- 17 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:46:16.980 ID:V+jBFzJz0
- ライナー「それよりアルミンは誰でもいいから俺達に見本を見せるんだ?勿論クリスタは駄目だ」
ジャン「ミカサも駄目だからな」
アルミン「えっと…」
ライナー「誰か好きな奴とかいないのか?」
アルミン「い、一応いるけど…」
ジャン「ほう…で、優等生様は誰が好きなんだよ?」ニヤニヤ
アルミン「……サシャ」ボソッ
ライナー「マジか…」
ジャン「おいおい…」
- 18 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:47:28.163 ID:V+jBFzJz0
- アルミン「えっ?…なんか変かな?」
ジャン「いや…確かに黙ってりゃ面は悪くねぇが…」
ライナー「スタイルも悪くないな だが、サシャを落とすのは難しすぎるだろ…」
ジャン「常に芋に恋してんからな…それになんでお前はサシャが好きなんだよ?」
アルミン「なんて言うか…サシャがご飯食べてる姿見るとほっこりするし、そのっ…笑顔が凄く可愛いし…///」
ライナー「あー、そういえばアルミンはよくサシャにパンをあげて、食べてる様をニコニコしながら見てたな…」
ジャン「ちゃっかり餌付けでアピールしてやがったのか」
アルミン「あははっ…」
- 20 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:48:49.916 ID:V+jBFzJz0
- ライナー「まあ今回は餌付けは禁止だぞ?クリスタとミカサには通用しないからな」
ジャン「ああ、ミカサにもクリスタにも通用する技を見せてくれ!」
アルミン「分かったよ でもなんでこんな事僕にたのんだの?フランツのほうが女の子をドキッとさせるの巧いと思うんだけど…」
ジャン「イライラすんからリア充には近寄りたくねえんだよ」
ライナー「それに、お前は最近恋愛物の小説を読んでるだろ?」
ライナー「そういう本には女子をドキッとさせる技が沢山書いてある」
ライナー「しかし、俺とジャンは小説を読むのが苦手だ…他の男子は恋愛のれの字も知らなそうだしな…」
ライナー「だから、フランツ以外にそういう技を知ってそうなのはアルミンだけたったんだ」
アルミン「そんな理由だったんだね…」
- 22 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:50:02.111 ID:V+jBFzJz0
- ジャン「まあ理由なんていいじゃねえか それより飯の時間も終わりだ」
ライナー「そうだな…アルミン サシャにいつ仕掛けるんだ?」
アルミン「座学…次の座学で…仕掛ける!!」
ライナー「そうか…健闘を祈る」スッ
ジャン「へっ…骨くらいは拾ってやらあ…安心して死んでこい」スッ
アルミン「…」スッ
三人「我ら三人!生まれし日!時は違えども!!──────────」
────
───エレン「あいつら…なにやってんだ?」
ミカサ「さぁ?」
──────
─────
──── - 23 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:51:22.174 ID:V+jBFzJz0
- ーー座学・講堂ーー
アルミン「あぁ…ドキドキしてきた…」
ジャン「あん?今更ビビってんのか?」
アルミン「…だって好きな人をドキッとさせなきゃいけないんだよ…?」
アルミン「それには僕が男をアピールしたり、相手を褒めたりしなきゃいけない…恥ずかし過ぎるよ…」
ライナー「確かにその気持ちは分かる だがな?お前が恥ずかしさを我慢することで、サシャと付き合えたら安いもんだろ?」
アルミン「確かに安いけど…失敗したら恥辱しか残らないよ…」
ジャン「さっきからピーピーうるせえな…男ならリスクなんて気にしてんじゃねぇ!!」
ジャン「おらっ!さっさと行け!」
- 24 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:52:21.627 ID:V+jBFzJz0
- アルミン「分かったよ…確かにリスクなんて気にしてたら恋なんて出来ないよね…」グッ
アルミン「2人共…僕、全力でぶつかってくるよ」キリッ
ジャン「はっ…世話の焼ける野郎だぜ…」
───────
─────
───アルミン(サシャは…)キョロキョロ
サシャ「…」グター
アルミン(居た!それに隣には誰も座ってない…よし!)
アルミン「さ、サシャ!!」
サシャ「ん?アルミンですか どうしました?」
アルミン「あ、あの!と、隣いいかな!?」
サシャ「いいですよー」
アルミン「あ、ありがとう!」
サシャ「いえいえ 座学の時間にアルミンが隣に居ると心強いですね」ニコ
- 25 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:53:41.572 ID:V+jBFzJz0
- アルミン「ははっ…ありがとう」
ライナー「よう、アルミン 隣座るぞ」ガタッ
ジャン「俺はライナーの隣に座んかな…」ガタッ
アルミン(近いよッ!観察するなら少し離れた後ろの席でもいいじゃないか!?)
二人「…」ニター
アルミン(しかも変な笑いを浮かべてるしっ…もしかして2人は観察しつつ、僕の痴態を見て楽しむつもりか?!クソッ!!)
アルミン「あ、あの、ムサいから離れて座ってくれないかな?」ニコ
- 26 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:54:53.017 ID:V+jBFzJz0
- ライナー「おいおい…仲間に対してそんな言い方はないぞ?なぁサシャ?」ニヤ
ジャン「ひでぇ野郎だな…なぁサシャ?」ニヤ
サシャ「まあアルミンと比べたら確かにムサいですけど、それを本人に言うのは酷いと思いますよ?」
ジャン「だってよ?」ニヤ
アルミン「クッ…ははっ冗談に決まってるじゃないかー僕達の仲でしょー?(棒」
ライナー「ああそうだ、俺達の仲だ だから隣に座ってもいいよな?」ニヤ
アルミン「勿論だよー(棒」ニコ
ライジャン「…」ニヤニヤ
アルミン(君たちは本当に最低だ!!)
- 27 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:55:54.148 ID:V+jBFzJz0
- ガラガラ
教官「全員揃っているな?では、本日の座学を始めようか」
ジャン(アルミン、悪く思うなよ?テメェの恥ずかしい様と恋愛小説のテクニック、存分に見させて貰うぜ…)
ライナー(暇だからとは言え、アルミンを乗せて遊ぶのは今更だが悪い気がしてきたな…まあ恋愛テクは盗ませてもらうぞ?)
アルミン(この2人…最初から僕を使って遊びつつ、自分の目的も果たすつもりだったのか…)
アルミン(正直もう協力したくないけど報酬は美味しいし、サシャとも良い関係になりたい…やるしかないのか…)ハァ
サシャ(ご飯はまだですかねぇ…)
─────
────
─── - 28 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:56:24.364 ID:882HxKIo0
- 見てる
- 29 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:56:56.885 ID:V+jBFzJz0
- ー10分後ー
教官「────である そして───」
サシャ「…」カキカキ
アルミン「…」カキカキ
ジャン「(おい…こいつ座学で仕掛けるって言ったよな?)」
ライナー「(そう言ったが…いま考えると私語が出来ない座学で、どうやって仕掛けるんだ?)」
ジャン「(あれだろ?サシャの太腿を撫でたり…)」
ライナー「(アルミンがそんなゲスなことをすると思うか…?)」
ジャン「(しねえと思うが…座学で攻めるって言ったら、それしか思いつかねえ)」
ライナー「(安心しろ…俺もだ)」
─────
────
─── - 30 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:58:32.785 ID:V+jBFzJz0
- ー座学終了数分前ー
サシャ「…」グター
アルミン「…」ウトウト
ジャン「(おいおい…結局なにもしねえのかよ…)」
ライナー「(みたいだな…アルミンの奴、船漕いでやがる)」
ジャン「(くそっ!!こいつに期待した俺がバカだった…)」
ライナー「(そう言うな 俺達がからかいすぎて実行しにくかったんだろ)」
ジャン「(ちくしょう…)」
教官「ではこれで、本日の座学は終了だ 板書を終えた者から解散しなさい」
- 31 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 10:59:54.592 ID:V+jBFzJz0
- サシャ「はぁー…やっと終わりましたね」
アルミン「…」ウトウト
ジャン「チッ…終わっちまったか」
ライナー「だな…アルミン、戻るぞ?」
アルミン「…」ウトウト
ライナー「アルミン?」
アルミン「…」ガクンッ
ゴツッ
サシャ「」ビクッ
ライナー「」ビクッ
ジャン「」ビクッ
アルミン「んあ…痛い…」ヒリヒリ
- 33 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 11:00:49.288 ID:V+jBFzJz0
- サシャ「ぷはっ…!アルミン寝てたんですか?いつもは真面目なのに珍しいですね」フフ
アルミン「…あれぇ?座学終わっちゃったのぉ…?」
サシャ「はい ちょうど終わったとこです!」
アルミン「あぁ~…やっちゃったぁ…」タラー
サシャ「あっ!涎が出てますよ?」
アルミン「えっ…あっ、ほんとだぁ…」ゴシゴシ
サシャ「あぁ~…袖で拭っちゃ駄目じゃないですか…」
アルミン「ごめぇん…」
- 35 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2020/09/18(金) 11:02:20.964 ID:V+jBFzJz0
- サシャ「それにしても本当に珍しいですね 周りと比べると落ち着きがあって、少し大人びてるアルミンが涎をたらして眠ったり、寝ぼけてるなんて…」
サシャ「ふふっ、…なんだか可愛いです」ニコ
アルミン「えぇ~…サシャの方が可愛いよぉ?」
サシャ「…えっ?」
ジャン(こいつッ!!)
ライナー(仕掛けやがったッ!!)
サシャ「あ、あの、アルミン…?」
アルミン「ん~…なにぃ…?」
サシャ「えっと…今なんて言ったんですか?」
アルミン「えっ…サシャは可愛いって…あっ!~~ッ!?あわわっ!?ごめん!?」
アルミン「我ら三人!生まれし日!時は違えども!!」

コメント