JK「いっけなーい!地獄地獄~!」ドンッ

1 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:00:39.148 ID:kNhUtLL50
JK「あれ……ここは?」

赤鬼「ここはあの世だ」

JK「あの世!? ひょっとして地獄ってやつ!?」

赤鬼「地獄っつうか、そこに落ちるかどうか決める場所――」

JK「いっけなーい! 地獄地獄~!」タタタッ

赤鬼「おい、走ると危ねえぞ!」

JK(地獄なんて冗談じゃない! なんとか抜け出さなきゃ!)

JK「きゃっ!」ドンッ

2 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:01:29.262 ID:NW3lnOxc0
え?

これ続くの?

3 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:02:02.648 ID:Ikr7jKnK0
安価じゃないのは甘え
4 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:02:26.090 ID:3tB/zl+A0
奪衣婆にすっぽんぽんにされたら起こして
5 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:02:57.201 ID:vq3D4PiDa
吉本の誰だったかがやってたなこのネタ
6 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:04:19.093 ID:kNhUtLL50
JK「いたた……」

?「つつ……」

JK(あたしと同じ年ぐらいの男……?)

?「どこ見て走ってやがる! 気をつけろ!」

JK「なによ、お互い様でしょ! そっちこそ気をつけてよ!」

?「なんだと!? 誰にクチきいてると思ってる!」

JK「ふん、あんたなんか知るかっての! ベーだ!」

?「なんて女だ……!」

7 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:07:18.612 ID:kNhUtLL50
結局、亡者の列に並ぶJK。

JK(ここで並んでれば、閻魔大王様の裁きを受けれるらしいけど……)

JK(あ、もうすぐあたしの番だ)

青鬼「次の亡者、前へ」

JK「はいはーい」

鬼娘「あちらに閻魔大王様がおられます。どうぞ」

JK「…………」ゴクッ

JK(キンチョーしてきた……どんなごついのがいるんだろ)

8 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:10:19.236 ID:kNhUtLL50
閻魔大王「入れ」

JK「失礼しま……」

閻魔大王「ん?」

JK「あ……」

JK&閻魔大王「あーっ!!!」

JK「あんたさっきの……ムカつく奴!」

閻魔大王「さっきのクソ女!」

JK「誰がクソ女よ!」

9 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:14:06.844 ID:kNhUtLL50
JK「ウソ、あんたが閻魔大王? 冗談でしょ?」

閻魔大王「冗談じゃねえよ。大マジだよ」

JK「閻魔様っていうから、もっと威厳ある人を想像してたのに……」

閻魔大王「な、なんだとォ!?」

JK「なんであんたみたいな、ウチの学校にいても違和感ないような奴に裁かれなきゃなんないの!」

閻魔大王「うるせえな! これでも結構長く生きてんだぞ!」

閻魔大王「お父……父上が体調崩しちゃったから、俺が引き継いで閻魔大王やってんだよ、文句あっか!」

JK「あ、今“お父さん”っていいかけたでしょ。なに言い直してんの? ウケる~!」

閻魔大王「てめえ……!」

10 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:17:46.441 ID:kNhUtLL50
閻魔大王「もう許さねえ! お前、地獄だ! 地獄行き!」

JK「はいはいどうぞどうぞ」

JK「あんたみたいなのが閻魔だなんてバカバカしくなっちゃった。地獄でもどこでも行ってあげる」

閻魔大王「くうう……!」

閻魔帳を眺める。

閻魔大王「……あれ?」

JK「え?」

閻魔大王「あー、これは……」

JK「ど、どうしたの。不安になっちゃうじゃん」

閻魔大王「お前……まだ死んでないわ」

JK「どういうこと!?」

閻魔大王「とりあえず、お前の現世での行動からおさらいしよう」

12 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:19:22.795 ID:ZcLLRiHq0
こういうの結構好きだわ
13 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:21:15.094 ID:kNhUtLL50
~現世~

JK「いっけなーい! 遅刻遅刻~!」タタタッ

ブロロロロ…

JK「きゃーっ!」

ドンッ!

閻魔大王「……とまぁ、お前は走ってる車に轢かれて、こっちに来たわけだ」

JK「あー、そんなことあった覚えある」

閻魔大王「ぷぷっ、間抜けな奴……」

JK「うるさいな!」

閻魔大王「運転してた奴もだいぶ荒っぽい運転してたようだがな。お前が悪いともいえん」

JK「それで……あたしが死んでないってのはどういうこと?」

14 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:25:11.501 ID:kNhUtLL50
閻魔大王「お前は病院に運ばれて、全身をチューブで繋がれてる」

閻魔大王「いわゆる“生死の境を彷徨ってる”って状態だ」

閻魔大王「そういう奴があの世に来ちゃうことも稀にある。ったく早とちりめ!」

JK「いちいち悪口いわないでよ! で、あたしはどうなるの?」

閻魔大王「今のところ……生きるか死ぬかは五分五分ってところだな」

JK「あたしが生き返るにはどうしたらいいの?」

閻魔大王「どうしようもない。お前からできることは何もないよ。ただ待つしかない」

JK「ええっ!?」

15 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:26:25.521 ID:icNUfyov0
豪鬼「いっけなーい!瞬獄瞬獄~!」
16 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:28:11.970 ID:kNhUtLL50
JK「だって普通こういう時ってなんかあるじゃん」

JK「例えば、『生き返りの試練を受けて合格すれば生き返れるよ~』とか」

閻魔大王「ないない。そんなことやってやるほど俺らは暇じゃないんだ」

JK「ケチ!」

閻魔大王「ケチとはなんだ!」

JK「これからあたしはどうすりゃいいの?」

閻魔大王「生死が確定するのを待つしかないな。ちゃんとそういうスペースはある」

閻魔大王「ま、せいぜい肉体の生命力の強さを祈るんだな」

JK「…………」

17 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:31:18.616 ID:kNhUtLL50
JK「じゃあさ、バイトさせてくんない?」

閻魔大王「は?」

JK「ただ待ってるの暇だし、だったらバイトでもした方が気も紛れるかなって」

閻魔大王「変わった奴だなぁ」

JK「お願いっ!」

閻魔大王「うーん……分かった。じゃあ、働いてもらうか。鬼どもの負担を軽減させてやりたいしな」

JK「やった!」

JK「んで、何すればいいの?」

閻魔大王「あまりあの世に深入りさせることはできないから……亡者の誘導でもやってもらうか」

JK「うん、分かった!」

18 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:31:54.528 ID:g3fE1ytur
期待
19 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:34:09.248 ID:kNhUtLL50
閻魔大王「鬼娘!」

鬼娘「お呼びでしょうか、閻魔様」

閻魔大王「生死が確定するまでこの女に亡者誘導をやらせる。悪いが仕事を教えてやってくれ」

鬼娘「分かりました!」

JK「よろしくね、鬼娘ちゃん」

鬼娘「は、はいっ!」

JK「なんだかあんた、鬼なのにあたしよりいい子そうだね」

鬼娘「そんなことないですよ……」

20 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:37:20.956 ID:kNhUtLL50
鬼娘「亡くなった人はだいたいこの辺りに、魂が転移してきます」

JK「ああ、あたしもこの辺りに飛んできたわ」

鬼娘「それで、見つけたら……」

亡者「ここはどこだ……?」キョロキョロ

鬼娘「あなたは亡くなりました。私についてきて下さい」

亡者「死んじゃったのか……分かったよ」

鬼娘「……こんな風に閻魔大王様のところへ誘導するんです」

JK「なるほどね!」

21 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:39:18.837 ID:kNhUtLL50
JK「よし、あたしもさっそく……」

老人「おや、ここは……?」

JK「おじいちゃん、あなた死んじゃったの!」

老人「おお、そうなのかい」

JK「でね、あっちで天国行くか地獄行くか決めるから、あたしについてきて!」

老人「分かったよ、ついていこう。天国ならええのう」

JK「きっと大丈夫だよ。おじいちゃんいい人そうだし」

JK(こんなんでいいのかな……?)

22 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:42:05.246 ID:kNhUtLL50
鬼娘「あの……お願いします。こっちに来て下さい」

女学生「やだ、まだ死にたくないよう……」

鬼娘「すみません……だけど、もう戻ることはできないんです」

女学生「うっ、うっ、うっ……」

鬼娘「泣かないで下さい……」

JK(鬼娘ちゃんも頑張ってるね)

23 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:45:14.450 ID:kNhUtLL50
赤鬼「オラァッ!」

バキッ!

傷男「ぐぎゃっ!」

赤鬼「いちいち口答えせず、とっととこっち来いってんだよォ!」

ドカッ! バキッ! ドゴッ!

傷男「行く、行きます! 許してぇ!」

金棒で殴りまくる。

JK「ひ、ひどい……。まさに鬼って感じ……」

24 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:47:09.505 ID:kNhUtLL50
会社員「私は死んだんですか!? 家族はどうなるんです!?」

青鬼「知りませんよそんなこと」

会社員「知りませんって……」

青鬼「早く来て下さい。後がつかえてるんです」

会社員「うう……」

JK「こっちはこっちでお役所仕事だなぁ……」

25 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:50:37.748 ID:g3fE1ytur
色々問題がありそうな職場
26 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:51:19.827 ID:kNhUtLL50
JK「ふぅー、やっと一日が終わった」

閻魔大王「お前、意外と働き者なんだな。よくやってくれた」

JK「まあね。バイト先でもエースだったし! ってわけでお金ちょうだい!」

閻魔大王「金なんか出るか!」

JK「地獄の沙汰も金次第っていうじゃん!」

閻魔大王「妙にうまい返ししてきやがって……じゃあ、きんつばやるよ」

閻魔大王「これも一応、金(きん)だしな」ニヤッ

JK「お、まさかのお菓子。ありがと」モグモグ

閻魔大王「食うのかよ!」

27 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:54:30.172 ID:kNhUtLL50
JK「あのさぁ、閻魔」

閻魔大王「(閻魔呼ばわりかよ……)あ?」

JK「鬼さんたちって、仕事についてお互い話し合ったりしてるの?」

閻魔大王「さあな。それぞれ好きなようにやらせてるが」

JK「ふうん……」

閻魔大王「どうかしたか?」

JK「鬼さんに、あたしが意見をいったりしてみるのってあり?」

しばしの沈黙。

閻魔大王「……好きにしろ」

JK「やった! ありがと!」

閻魔大王「…………」

閻魔大王(もしかして、こいつは何か新しい風をもたらしてくれるかも……)

28 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:58:20.712 ID:M3vVHL600
29 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 21:58:38.635 ID:kNhUtLL50
JKが仕事を始めてから少し経ち――

鬼娘「ふぅ……」

JK「鬼娘ちゃん、どうしたの?」

鬼娘「あ、いえ……」

JK「あたしたち、種族は違うけどさ。友達じゃない。何でも話してよ!」

鬼娘「は、はい……。実は……」

鬼娘「私……この仕事が辛いんです」

JK(やっぱり!)

30 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:01:24.403 ID:kNhUtLL50
JK「どして?」

鬼娘「ここに来る人たちは、現世で亡くなった人達ですけど……」

鬼娘「ほとんどの人が、もっと生きたかったって無念を抱えてます。それを見るのがつらくて……」

JK「じゃあさ、あいつに頼んで辞めさせてもらおうよ! バイトだって言えば配置変えてもらえる時あるし!」

鬼娘「あいつって?」

JK「閻魔!」

鬼娘「えええええ!? 呼び捨て!?」

JK「さっそく頼みに――」

鬼娘「いえ、私は決して辞めたいわけじゃないんです!」

31 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:04:31.336 ID:kNhUtLL50
鬼娘「私はこの仕事に誇りを持っています」

鬼娘「鬼がちゃんと導かなきゃ、亡者は迷ってしまいますし……」

JK「うっ……!」

JK「優しいっ! あんたなんて優しいのっ!」ギュッ

鬼娘「JKさん……」

JK「決めた! じゃあさ、気晴らししようよ! 一日ぐらい休暇取ってさ!」

鬼娘「休暇ですか。大丈夫かなぁ……」

JK「それぐらいいいでしょ!」

32 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:08:36.002 ID:kNhUtLL50
JK「ってわけなの!」

JK「明日一日だけでいいから、あたしらに休暇ちょうだいよ!」

閻魔大王「…………」

閻魔大王「鬼娘はどう思ってるんだ?」

鬼娘「え……」

閻魔大王「こいつと一日ぐらい、ちょいと気晴らししたいか?」

鬼娘「は、はいっ! ……してみたいです!」

閻魔大王「ならいいだろ。二人で気晴らししてこい」

JK「やった!」

鬼娘「ありがとうございます!」

閻魔大王(遠慮がちで滅多に自分の意見をいわない鬼娘が、ちゃんと自分の意見をいうなんてな……)

33 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:10:25.690 ID:kNhUtLL50
JK「おはよう~」

鬼娘「おはようございます」

JK「今日はなにして遊ぶ?」

鬼娘「はい、地獄めぐりをしようかと」

JK「じ、地獄!?」

鬼娘「あ、浅いところなんて大丈夫です。危険はありませんから」

JK「へえ、そういうもんなんだ」

34 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:13:24.178 ID:kNhUtLL50
浅い層の地獄を訪れる二人。

鬼娘「ここは血の池地獄です」

JK「グツグツ煮立ってるけど……」

鬼娘「本当の血じゃありませんから。さ、入りましょう!」ヌギッ

JK「鬼娘ちゃん結構大胆!」

チャプ…

血の池につかる女子二人。

JK「はぁ~、気持ちいい! まるっきり温泉じゃん!」

鬼娘「でしょう。もっと深い地獄だと、たちまち骨になっちゃいますけど」

JK「骨……!」

鬼娘「ただし、すぐ回復します。それが地獄なんです」

JK「鬼娘ちゃん、怖いことさらっというねー」

35 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:15:19.694 ID:kNhUtLL50
鬼娘「こちらは針地獄です。浅いので針は小さめです」

鬼娘「こうやって背中から針の上に乗ると……」

プスススッ

鬼娘「刺激されて気持ちいいんですよ~!」

JK「やってみよ……」

プスススッ

JK「あっ、ホント! これいい! 最高!」

キャッキャッ…

36 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:18:19.226 ID:kNhUtLL50
地獄めぐりを堪能した二人。

JK「今日は楽しかった~!」

鬼娘「私もです!」

JK「気晴らしできた?」

鬼娘「はい。JKさんと楽しく過ごせて、やっぱり私は亡くなった人たちのために働きたいと思いました」

JK「よかったよかった」

鬼娘「鬼の身で、一人の人間に肩入れするのはよくないことですけど……言わせてもらいます」

鬼娘「あなたの肉体が助かることを祈ってます」

JK「鬼娘ちゃん、ありがとう!」

37 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:21:55.138 ID:kNhUtLL50
鬼娘「閻魔様」

閻魔大王「ん?」

鬼娘「一日休暇を頂き、ありがとうございました!」

鬼娘「明日からバリバリ働きますので!」

閻魔大王「ああ、期待してる」

閻魔大王「…………」

閻魔大王(たった一日で、だいぶ顔つきが変わったな)

38 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:24:19.144 ID:kNhUtLL50
JK「鬼娘ちゃん、今日も頑張ろうね!」

鬼娘「はい!」

JK「さーて、仕事仕事」

JK「……あれ?」

赤鬼「この野郎! 大人しくしろってんだよ!」

ドガッ! ガッ! ドゴッ!

チンピラ「許してぇぇ……! ごめんなさ――ぐぎゃっ!」

金棒で滅多打ちにする赤鬼。

39 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:25:51.621 ID:UWJx2wR10
親父を弾劾して凹んでるコエンマを
心配した秘書とぼたんが遊びにつれてく話あったな
40 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:27:40.316 ID:kNhUtLL50
JK「ちょ、ちょっとぉ!」

赤鬼「なんだ」

JK「いくらなんでもやりすぎでしょ! 死んじゃうよ!」

赤鬼「こいつはもう死んでるっつーの」

JK「たしかにそうだけどさ……だけど、いくらなんでも……」

赤鬼「俺は気性の荒い亡者を受け持ってる。こんな奴らはこんぐらい荒っぽくてちょうどいいんだよ!」

赤鬼「オラァッ!」

ゴシャッ!

チンピラ「ぐぎゃあああっ!」

JK「…………ッ」

41 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:27:54.524 ID:f4GJucOSM
VIP終わったな
42 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:28:46.768 ID:EzTSlBkf0
見てるぞ
43 名前:番組の途中ですが翡翠の名無しがお送りします 投稿日時:2021/05/19(水) 22:30:15.333 ID:kNhUtLL50
JK「ねーねー、ちょっと閻魔!」

閻魔大王「なんだ」

JK「赤鬼さんさ、死者に対していくらなんでも乱暴すぎない?」

JK「どうせ死なないからって、金棒でボコボコにしてさ……」

閻魔大王「…………」

閻魔大王「赤鬼については、実は俺も頭を痛めてるんだ。俺の目から見てもやりすぎてる」

JK「でしょ!」

閻魔大王「だが、あいつがああなったのは俺が原因でもあってな……」

JK「どういうこと?」

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